死ぬまでに、やめるから。

それまでは、OTAKUでいさせてくれないか。主に丸山隆平さんと関ジャニ∞について。

愛よりも昔、孤悲の…。

言の葉の庭」のことを思い出していた。

靴職人を目指す少年が、雨の日の公園で、ミステリアスな女性と出会うところから物語が始まる。雨の日にだけ、二人は公園の庵のような場所で会い、少しずつ距離を縮め、絆が深まっていく。青緑の陰影、静かな雨の描写。見ていると履きたくなるような素敵な靴。そして、心の水面に落とされるような言の葉。
このアニメーション映画が凄く好きで、借りた後、三回は見たし、いっそのこと購入したいとすら思っている。

この映画のキャッチコピーが、「"愛"よりも昔、"孤悲"のものがたり」なんだけど、この"孤悲"というのは、"恋"の元になっている言葉で、「ひとり悲しくあなたを思う」という意味があるらしい。

そして、この物語の中で一番好きなシーンが、最後の最後にこのヒロインの女性が裸足で階段を駆け下りて、主人公の少年に抱きつき、こう言う場面。
「あの場所で、私、あなたに救われていたの」と。
今までは、あくまでも年上の大人の女性だった彼女が、泣きじゃくり、初めて感情を露わにして、主人公の少年にそう伝えるのだ。


さて、ここから唐突に丸山さんの話。
仕方ない。だってここは、丸山ファンのブログですもの。

丸山さんに対する好きを考えた時、私のこの感情は何になるのかな、と最近考えていた。いい年して何を考えているのやらと呆れられるだろうが、色々拗らせているものだから仕方ない。

この好きは、夢の国のお姫様みたいに「彼は私の王子様」で片付けられるような感覚じゃない。かといって、「彼のやることなすこと全部正しい神ィ!」みたいに盲目に崇拝しているわけじゃない…いや、たまにしているかもしれないけど。存在する次元が少し違うんじゃなかろうかとは思っているけれど。

じゃあ何か。考えた末に、今の自分の感情に一番近いのが「孤悲」なんじゃなかろうかという結論に辿り着いた。同時に、「あの場所で、私、あなたに救われていたの」という台詞が一番しっくりくるんじゃないかと。

彼を知れば知るほど、知らないことを知り、知らなかった時間に、自分には共有し得ない過去に、好きだけど多分ずっとわからないことに思いを馳せて、ひとりで勝手に悲しんでいる。
そして、画面でしか見たことのない彼の存在に勝手に救われて、勝手に利用して、あーだこーだと言いながら、消費して、きっといつか、そっと去っていく。彼の本当の気持ちなんて何一つ知らないまま、飛び込んでくる情報と勝手な妄想で踊り続けている。
なんて狡いんだろう、と思う。

リア恋枠という表現が、私にはよく分からなかったけれど、でも確かに、これはこいだと思う。孤悲なんだろう。
そして、誰かが担降りしていく姿を眺めながら、いつか自分もそんな日が来てしまうのかとひとり、寂しくて、悲しい気持ちにもなる。
絶対なんかないことを知っているから。
ずっと永遠に、なんて思えるほど純粋じゃないから。
そういうことを全部含めて、私は丸山さんに孤悲をしているのかもしれない。

なんだかんだ言ったところで、私に出来ることなんて、せいぜいお金を落とし、視聴率に貢献し、毎日、電波の片隅で名前のつけられない感情を叫ぶことくらいだ。だから今日も、せっせとスマホで記事を書く。そして、いつ伝えられなくなるか分からないから、言っておく。

ありがとう。
私、あの場所で、あなたに救われていたの。



まあ、つまり、何が言いたいかというと…。

ぬ〜べ〜のDVDBOX、予約したよ。

ということ。(全然関係ないじゃん…!)

ちなみに、上記のアレ。私にとっては、あの場所=ぬ〜べ〜のドラマなのです。

あー、重い重い!たまには真面目に考察でもしようとしたら、うまく書けずにポエミーになっちまっただ!
もう、終わる!